いらっしゃいませ、Mia Preferitaです。
12月も半ば。
時短営業もあって、街は静かです。
お店のクリスマスの飾りつけや
綺麗にデコレーションされているおうちのイルミネーションを見ていると、
間違いなくクリスマスは近づいているのですね。
* イラコマータ
12月8日は「無原罪の御宿りの日」Immacolata Concezione
「イラコマータ」の日でした。
この日を境にイタリアの各家庭では
イルミネーションやクリスマスツリーの飾り付けをしたり、
ドルチェを焼き始めたりと
クリスマスへ向けての準備が始まるそうです。
たまたまInstagramで
スペイン広場近くになるオベリスクの下で
祈っておられるフランシスコ教皇の写真を見つけ、
「何、何?」
と思って調べてみました。
⁂Instagramの #イラコマータ 又は vaticannews で検索してみて!⁂
(何度かスペイン広場にも行っているので写真を探したけどなかった😢)
「イラコマータ」とは・・・
聖母マリアが母親アンナのお腹に宿った日のこと。
毎年ローマ教皇はこの場所を訪れて祈りを捧げ、花輪を捧げます。
教皇の代わりに消防隊がはしご車を使って、高さ30mの柱の頂上にある
聖母マリア像の腕に花輪を掛けます。
18世紀に、この柱は
サンタ・マリア・デッラ・コンツォーネ修道院建設中に
発見されました。
元々は女神ミネルヴァの像だったそうです。
柱の下にはダビデ、イザヤ、エゼキエル、モーセの4つの像があります。
* 聖母マリアと幼子
さて、今日ご紹介するのは約15×10cmの飾り陶板2種類。
La Madonnina ラ・マドンニーナ
19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した
イタリアの画家ロベルト・フェルッツィの作品です。
画家がヴェネツィアで見かけた11歳の少女がモデルになっています。
少女がまだ赤ん坊の弟を腕に抱いていた姿を見て、
彼女の無垢な美しさと優しさに打たれて絵筆をとったと言います。
元々聖母子像として描いたわけではありませんでしたが
人々はそこに聖母マリア姿を見て、この作品を
「La Madonnina ラ・マドンニーナ(歳若き聖母)」
と呼ぶようになりました。
また、少女の優しい表情ゆえに、
「Madonna dell Riposo マドンナ・デル・リポソ(安らぎの聖母)」
「Madonna delle Vie マドンナ・デッレ・ヴィーレ(街角の聖母)」
「Madonna Zingarella マドンナ・ツィンガレッラ(ジプシーの聖母)」
とも呼ばれています。
微笑みのマドンナ
マリア様は赤い衣服に青いマントの姿で描かれます。
この色には意味があるのです。
青いマントは遠い彼方の天上の王国(信仰)の女王であることを表し、
衣服の赤はローマ文化の中で至上の権力を示していました。
かつ、神の母の慈悲を表し、生命を孕み生む母の色でもあるのです。
青いマントが赤い衣服を包み込んでいるのは、
天空の原理が地上の生命の原理を包み込み、そこに橋が架かっているということ。
民衆にとっての地上の生命と天上の神性との
かけがえのない橋渡しを意味しているのだそうです。
ポインセチアやキャンドルでクリスマスの雰囲気を!
⁂10×15㎝のマリア様の陶板タイルとキャンドルカップはネットショップまで⁂
近くのカトリック教会では、クリスマスの準備が。
末筆となりましたが・・・
コロナ禍の深刻な状況で今までとは違う年末年始となりそうです。
コロナ禍の第3波、再び自粛を呼びかけられています。
まだまだ戦いは続きます。
また災害で大変な思いをされている皆様には心からお見舞い申し上げます。
暖房の恋しい季節となりました。
何かと忙しい年末、
どうぞご体調崩されませんようにお過ごしください!!
BLOG更新は・・・
クリスマスの更新を目指していますが、遅れることもあります。
ご了承くださいませ。
Ci vediamo!!
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