Episodio 20 私の“ローマの休日”<前編>

いらっしゃいませ、Mia Preferita です。

帰国の日が近づいてきました。
ボローニャに降り立ちましたが、
帰りはローマ フィウチミーノ空港から。
ローマの街を少しでも楽しみます。
私の“ローマの休日”です。

1.サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会へ
サレルノからフレッチャロッサでローマまで約2時間。
街歩きスタートです!
ヴェネツィア広場からトラステヴェレへ。
イタリア統一を記念して造られたヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。

ローマを一望できるスポットですが、今日は立ち寄らず
ローマ時代の遺構を眺めながら・・・
  
隣りのサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会へ。
  
ハァ~この階段を登らないと目的地には辿り着けません。
ご褒美が待っていました。
  
←カンピドーリオ広場
過去、階段に躊躇して遠くから見ているだけでした。
でも「ローマの聖幼な子様」と書くだけで世界中から手紙が届くという
聖幼な子像を一度は見てみたいと一念発起。
階段に気持ちが勝ったということ⁉

聖幼な子像にお会いできたので
←結構急な傾斜です
この階段を降りましょうか・・・(ハァ~膝が痛い…)

マルケス劇場を抜けて行きましょう。
若くして亡くなったカエサルの甥の名前が付けられているそうです。
カエサルが建設を始めた円形競技場なのですが、
なんでも中世の頃建築材の供給の場と利用されたそう。
 

優美な姿のアポロ神殿の円柱はライトアップされていました。

2.トラステヴェレへ
テヴェレ川を渡るとトラステヴェレです。
下町情緒たっぷりの気取らない雰囲気の町。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ広場

実はトラステヴェレにもどうしてもみたいモザイク画があるのです。
ソンニーノ広場からバス通りを横切りズンズン進んでいきます。
トラットリアやバッグお店、お土産屋さん、サッカーグッズのお店等々
賑やかな通りです。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂
教会のファサードには「王座の聖母子」と呼ばれる
それはそれは美しいモザイクがあります。
幼子イエスを抱いた聖母マリアとその両側に灯りを手にした乙女たち。
周りの喧騒と対照的に、
日暮れの暗い中で煌めくモザイクを持つ教会は私たちに静かに手を差し伸べているようでした。

  

訪れたのは19時を回っていたのでは。
ミサの真っ最中でした。
「宗教行事の際は拝観不可」とガイドブックに記載されています。
「どうぞ奥の方へ」と促され、暫し心の洗われる時間をいただきました。
ミサ後、後陣のモザイクを拝見。

「キリストと聖母」
神の手の下にキリストと冠を頂いた聖母マリア。
両側には殉教者と聖人たち。
その足元には12使徒を意味する12匹の羊。
その下には「聖母マリアの生涯」の場面が並んでいます。

素晴らしい、とても美しいモザイク。
見上げている私、絶対口開けて見てるわ・・・
でも
お目当てはこれではないのです。
何処に…左に視線を移すと

←東方三博士の礼拝
「東方三博士の礼拝」は聖母マリアの生涯の一部として描かれていました。

同じ場面でも創られた時代、人によってテイストは異なりますね。
並べてみたらよくわかるかも。

3.袖振り合うも他生の縁!?
さあ、目と心が満足したところで、お腹も満足させましょう。
前に来た時に安くて美味しかったので再訪。
  

ン‥?「TRASTEVERE CALCIO」‥
そういえば近くにサッカーグッズのお店があったけどサッカーチームあるんだ・・・
←プレザウラ(牛の生ハム パルメザンチーズのせ)
←アマトリチャーナと豆のスープ
←アバッキオ
ローマ3大パスタの一つ。一回はいただかないと、ね。
そしてローマに来たら外せないアバッキオ。

私たちの席の後ろにアジアからの4名グループ、
ほどなくして隣には韓国からのお一人様。
ちょっとしたアジアエリアになっていました。
隣りの男の子、中々オーダーが決まらないようで…
悪い癖が…話しかけてしまいました。
彼はカナダの大学の学生さんで、
ローマに来る前に大阪、パリに、この後はバルセロナに行くそう。
大阪から来たことを知ると、「ここに行ってきた」と
道頓堀や大阪城などの写真を沢山見せたくれました。
「このトラットリアは何で知ったの?」
「友達に勧められて。結構有名ですよ」
そうやったんや・・・
「パスタは何がおいしいですか?」
「ローマの3大パスタは、
アマトリチャーナ、カーチョ・エ・ぺぺそしてカルボナーラよ」
彼は友達に勧められたという
ブルスケッタとサルディンボッカをオーダーしていたけど、
パスタは何を頼んだのかは知らない・・・

中々面白いディナータイムでした。
気を付けて、良い旅を!!

トラムに乗ってヴェネツィア広場に戻ったものの
悲しいかなテルミニ行のバス停が分からず、
そんなに遠くないからとブラブラ歩いて帰りました。
(この方が街を感じられて好きです。)

続きは後日、8日に掲載予定です。(遅れることがあるかもしれません)
Mia Preferitaな旅、最終回です。
是非最後までお付き合いください。

Ci vediamo di nuovo!


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