いらっしゃいませ、Mia Preferita です。
ボローニャから鉄道で約40分、その町はあります。
何の予備知識もなく、もちろんアポもなく、
いわゆる「飛込み」で訪れるのがMia Preferita流。
偶然にも昨日と同じ車掌さん、鼻歌歌いながら検札に。
「次だよ」と教えてくれる。
気負わず気楽にいけば何とかなる、と思わせてくれる車掌さんでした。
かつては陶器で栄えた町。
どんな町だったのか、ちょっとだけ調べてみました。
中世以来、陶器の生産地として知られる都市ファエンツァは、
ルネサンス期にはマヨルカ焼の生産によって急速に発展を遂げました。
錫釉製陶はマヨルカ島からもたらされましたが、
この町の陶工たちによって、
高温焼成による鮮やかな色彩による絵付けが施されるようになりました。
街が政治的に衰退すると陶工の多くがファエンツァを離れ、
その結果として技術がイタリア各地に、また、アルプスを越えヨーロッパに
伝えられることとなったのです。
ファエンツァの土は色の白いきめの細やかさでありながら、粘りが強く、
手び練りなどの作風にも適しているということです。
さあ、ファエンツァに着きました。
←ファエンツァ駅 ←駅前のモニュメントと市内に伸びる道
とっても静かな町です。
訪れた時期、時間の関係か、本当に静かであまり人通りもありませんでした。
←建物にもタイルがはめ込まれています
ヴィエトリのイメージで訪れてみたものの、
工房は点在しているという感じなのかしら・・・
Mia Preferitaのアンテナをいっぱいに広げて探しました。
今回は三つの工房、製作者の方と出会いました。
ファエンツァ陶器の伝統をふまえながら独自の作風を持つ女性作家さん。
質問に一生懸命に答えてくれたおじ様作家さん。
そして、三人の中では一番トラディッショナル・タイプの老マダム作家さん。
ヴィエトリとは全然違う町であり、
陶器の持つ雰囲気もまた全然違っていました。
彼らの作品は追々ネットショップで紹介していきますね。
<SHOP>のページよりご覧ください。
また催事でもご覧いただけます。
各地日程はトップページに記載しております。
お近くにお住まいの方は是非手に取ってご覧ください。
サラリとしたファエンツァのご紹介でした。
次回をお楽しみに!
Ci vediamo di nuovo!
次回の掲載は2月29日を予定してます。
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