Episodio 16 Bologna(ボローニャ)の夜に

いらっしゃいませ、Mia Preferita です。

今回は、ボローニャからラヴェンナ、ボローニャに戻りファエンツァへと、
ボローニャを起点に移動しました。
ボローニャには夕方に戻ってきたので、夕食までの時間をブーラブラ・・・

駅前からマッジョーレ広場に伸びるインディペンツァ通りを真っ直ぐに。
   
この階段を登ったら何があるんやろ?何が見えるんやろ?
好奇心に駆られてちょっぴり寄り道。
 

←インディペンツァ通り

階段を降りてポルティコを歩いて行きます。
ポルティコとは、ボローニャにやって来る学生たちのために、
2,3メートル道路へ突き出して、頑丈な木の柱で支えるようにして
二階から上を増築しました。これが始まり。
見栄えもよく便利だということで、条例を作り石の柱に代えていったのだそう。
 ←唯一残る木の柱
*** 詳しくは「ボローニャ紀行  井上ひさし著  文春文庫」
柱廊の秘密  をどうぞ ***

SALDI(バーゲン)の真っ最中。ウインドウを覘いているだけでも楽しい!!
お店とお店の間に教会があったのでまたまた寄り道。

市庁舎が見えてきました。
後ろから近づくことになるネプチューンの噴水
 
「巨人ジカンテ」の愛称で地元の人たちに愛されている町のシンボルです。

その先には、ボローニャの守護聖人サンペトローニオの教会があります。

14世紀末に建築が開始されましたが、未だ未完成です。
下半分は大理石、上半分はレンガ造りのままの姿で佇んでいます。
でも、内部はとっても素晴らしいもので、
イタリア屈指の美術品があるとのこと。
中央入口の上には「聖母とキリスト」を中心に
聖ペトローニオ、聖アンブロージョの彫刻があります。

中に入ると・・・薄暗い中でも美しい教会なのが分かります。

そしてここにもプレゼーピオがありました。

サンペトローニオ教会を出る頃には外も暗くなっていました。
とっても楽し気な音が聞こえてきます。
マッジョーレ広場では、プラスティックの桶や家にあるようなものを
パーカッションにして路上ライブをしている若者がいました。
  ←教会に入る前と後
上手なんです、とっても。ノリノリで楽しんでしまいました。

帰り道のポルティコの天井。
機織りをしている女性の画がキレイで思わずパチリッ。
  

ドアについていました。

十字架と鍵。どうやら聖ペテロの教会のよう。
入口にはおじいさんが「シニョール…」「シニョーラ…」と
手にカップを持って座っています。
大きな町ではよく見かけます。
キリスト教国だからなのでしょうか、
貧しい人々を富める人(生活に困らない人ということかな)が助けてあげる、
という精神が根底にあるように思います。(勝手にそう思っています)

←ミサ後の様子                     
この礼拝堂でミサ真っ最中でした。

タンブリーニというデリカッセンのお店があります。
←タンブリーニ←帽子を差し出すマレッラ神父
この方はサンタ・マリア・デッラ・ヴィータ聖堂の司祭 マレッラ神父です。
雨の日も風の日もこの場所に座り、
通りかかる市民に黒い帽子を差し出して喜捨を乞い、
その先お金で孤児院や母子寮をたくさん建てたそうです。
*** 詳しくは「ボローニャ紀行  井上ひさし著  文春文庫」
大きな広場  をどうぞ ***

明日はいよいよファエンツァです。
どんな陶器に出会えるのか今から楽しみです!!!

続きをお楽しみに!
Ci vediamo di nuovo!

次回は2月25日の掲載予定です。


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