Episodio 13 Ravenna(ラヴェンナ)の麗しきモザイク 前編

いらっしゃいませ、Mia Preferita です。
“Mia Preferita な陶器を探して”の旅はエミリア・ロマーニャ州からのスタート。

1 Bologna(ボローニャ)に到着
ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港に降り立ち、
そのままラヴェンナへ移動し、1~2ヶ所のモザイクを観に行く・・・予定でした。
ところが、残念なことに出国手続きに時間がかかり(列が一向に進まない)
予定してたラヴェンナ方面の列車にタッチの差で乗ることが出来ず、1時間待ち。
(そう、1時間に一本なのです…)
 空港にて

 気分転換にエスプレッソ

2 Ravenna(ラヴェンナ)へ

ボローニャからリミニ行きの Regionale(普通列車)で1時間15分程。
  

車窓に広がる緑色の畑、畑、畑。ワイン畑、オリーブ畑と続く。
  
  
行儀よく植えられた木々。サンジョベーゼなのだろうか…?
ワインになるの? ランブルスコ? それともバルサミコ?
木々の先端はワイン色に色づいた若枝が伸びていました。
(もしかしたらブドウの木ではないのかも)
  

ところで、何故ラヴェンナなのか・・・
何年前だったのか、5年位前だったか、はっきりとした記憶はないのですが、
何かのTV番組でサンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂のモザイクが
映し出されているのをチラッと見ました。

22人の聖女、26人の殉教者の列が活き活きと描かれ、
その先には聖母子に向かって貢物を差し出す東方の三賢者。

後日それがラヴェンナのモザイクと知り、
いつか本物に会いに行こう!!と心に決めたのです。

イタリア政府観光局によると次のように紹介されています。

『ラヴェンナはアドリア海に面しており、5世紀には西ローマ帝国の首都に、
その後ビザンティン帝国西領域の首都ともなりました。
1996年に初期キリスト教建築群が世界遺産に登録されました。
初期キリスト教モザイクの傑作の数々が町中に溢れ、今も色鮮やかに残っています。
外側(建物)は簡素ながら一歩中に入ったら
力強く美しく煌びやかなモザイクに圧倒されます。
ダンテが「神曲」の中で「色彩のシンフォニー」と称賛、
ギリシャ・ローマ様式とキリスト教図像、東方と西洋風が見事に融合し、
芸術的技術の高さも見られます。』

ところで、人々を魅了して止まない「モザイク画」とはどのようなものなのか・・・
石やタイル、ガラスなどの小さな片を壁や床に埋め込んで模様を描いたものをいいます。
平面的なフレスコ画に比べ凹凸があるため、光の反射で、
特に金色の部分がキラキラ輝いて見えるのです。

 近くで見ると凸凹しているのが分かる

3 ラヴェンナの町歩き 前編
第一目的地はタイムアウトで明日に持ち越しとなりました。
その少し先にある教会から軽めにスタート!

*サンタ・マリア・イン・ポルト聖堂* 
18世紀に建てられたそうです。
中央入口の上にはギリシャの聖母が。

伝説によると1100年4月8日夜明けに天使に付き添われて海岸に現れたそう。
内部にはクリスマスのプレゼーピオが飾られていました。

来た道とは違う道を歩きながら駅に戻り、

  
ファリーニ通りを真っ直ぐポポロ広場へと向かう。
途中のショーウィンドウにもプレゼーピオが飾られていました。

行きたかったレストランが閉まっていたので、違うところを探しながら…

日本とは違った野菜の飾り方。

古代ローマ時代には地中海のハーブと中東のスパイスを仲介貿易して栄えていた、
という歴史があるそう。
このお店はそのころをイメージしてハーブやスパイスを売っているのだとか。
   
小さな広場に立派な建物があるなぁ…と思ったらメルカートでした。
ニワトリのオブジェ、
   
天井から吊るされたハム、きれいに並べられたトルテッリやラビオリ…
とっても楽しい空間でした。

夜も更け冷え込んできました。

明日のモザイク巡りのために、
おやすみなさい zzz

*次回の掲載予定はラヴェンナの町歩き(後編)です。変則の2月16日掲載予定です。

 

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